桜色の慶州路、1万4500人が快走
【慶州=帆足英夫】「慶州さくらマラソン&ウオーク2013」(読売新聞社、慶州市、韓国観光公社主催、FBS福岡放送、報知新聞社共催)が13日、韓国・慶州キョンジュ市で開かれた。22回目となる今回、日韓両国などから参加した約1万4500人が、色鮮やかな桜並木の下、爽やかな汗を流した。
マラソンはフル、ハーフ、10キロ、5キロ、ウオークは10キロ、5キロで行われた。
日本人参加者は約900人で、ハーフマラソン男子で福岡市中央区の税理士、羽田博樹さん(41)、フルマラソン女子で同市城南区のパート、東あずま郁子さん(51)が、それぞれ4位に入賞した。
(2013年4月14日 読売新聞)
走って来ましたよ。
しかも初フル。そして、見事完走しました
ゴールした時、制限時間5時間を30秒ほど過ぎていたけど、「このランナーで最後です」との整理員の声が聞こえたので、かろうじて制限時間内でのゴールと認められたようです。
それにしても走り始めて1年6か月足らずでのフルマラソンチャレンジ。途中苦しくて何度もくじけそうになったけど、何とかゴール出来ました。
そして天候も味方してくれたと思います。暑くもなく風もない走るにはちょうどいい13℃ほどの気温で、ここ数日間では一番いい天気だったみたいです
走りながら写真を撮ったので、スタートからゴールまでを振り返ってみたいと思います。
まずはスタート前のイベント会場での“微少女”グループによるパホーマンス。
緊張もほぐれ、いざスタート地点に向かう。
フルの参加人数はさほど多くなかったような気がします。
おかげで、ビギナーランナーの分際で、先頭集団にまぎれてのスタートになりました。
午前8時ジャスト、スタートの号砲が鳴りました。
先頭集団から飛び出したものの、1キロ地点ではあっという間にビリ集団に取り残されてしまいました
でも初めてのフルなので、あせらずのんびりと風景を楽しみながら「マイペースで走ろう」と決めていたので余裕です。
街道の桜はほとんど散っていたけど、歴史文化都市でもある新羅の古都を走りながら堪能できるなんて、最高の走りを体験出来ました。(前半まではね)
7〜8キロ走ったところで瞻星台(チョムソンデ)が見えてきました。
時代劇『善コ女王』にも登場する東洋で現存する最も古い天文台です。
案外小さかったな・・・でも感動!
丸いおわん形の丘は王の墓です。エジプトのピラミッドのようなモノでしょうか。
走りながら、歴史を体感!
時代劇にも登場するような建造物もたくさん目に飛び込んできます。
でも、写真を撮りながら走るのもだんだんしんどくなってきた10キロ地点。
「あと32キロかぁ」走る楽しみは、ここから走る苦しみに変わり始めました。
沿道の声援は励みになりますね。
今までハーフしか走っていないので、折り返しを過ぎた20キロ過ぎた頃から足が重くなってきました。
「完走は無理かな」そんな不安も頭をよぎり始めます。
しかも、しんがり集団を走っていたのでランナーもまばら。
なんとか頑張って走ってきたけど、30キロ地点でとうとう足が止まる。
経過時間は3時間20分。普通に走れば残り12キロなど1時間40分あれば余裕のハズなのに足が動かない。歩いては走り・・・その繰り返しが続く。
しかも長い登り坂もあったりして、ラスト10キロは試練の走りとなりました。
40キロ地点を過ぎ、制限時間5時間まであと18分。
歩く自分に「走るのは今でしょ!」と気合いを入れてラストスパート。
そしてゴールが見えてきた。
「あと、30m」。
しかし、ウオッチを見たら無情にも5時間を経過。
でも、どうにも足が前に進まなかったな・・・。
まっ、とにかくゴールインを果たせました。楽しくも苦しい42.195キロでした。
ゴール後、会場でうどんを戴きました。腹ぺこだったので、美味しかったです。
そして仲間たちと近くの桜の丘でランチタイム。
上野公園のような桜の名所のようでした。
桜は散ってしまったけど、たくさんの人々が集まりのほほんと休暇を楽しんでいましたよ。
北朝鮮のミサイル問題?現地ではまったく話題にすらなっていなかったですね。
今韓国での関心事は北ではなく、日本の「アベノミクス」。国内の景気の先行きが最大の関心事のようでした。
それから、釜山のソミョンで話題作『伝説の拳』も観てきましたよ。
面白かったですよ。近々感想をアップしようと思います。